吹奏楽部報告演奏会

 去る令和5年9月1日16時~、飯田風越高校吹奏楽部の東海大会銀賞報告演奏会兼ラストコンサートにお招きいただき、同窓会役員として参加させていただきました。

 演奏曲は、風越高校吹奏楽部のために作曲していただいた福島弘和先生の「『風を越える』~吹奏楽のための~」でした。

報告演奏会のチラシです

 ダイナミックな曲編成で、木管、金管、パーカッションがそれぞれ見せ場もあり、交互に繰り返されるメロディーは重層的で、まさしく「風を越える」イメージそのもの。

 何度もクライマックスを迎えるような圧倒的な演奏でした(なかなか聴いた感想を言葉にするのは難しい・・・)。

 私も30年前までは吹奏楽部でして、楽しみながらも一生懸命に演奏している彼ら・彼女らの姿に懐かしい自分の思い出を重ねたひと時でした。

 100周年記念館は生徒、先生、保護者の皆様も駆けつけ、立ち見も出るほどの盛況ぶりでした。

 特に3年生はこれが最後の演奏会とあって、感極まる様子に、もらい泣きしてしまうことを堪えるのがやっとでした。

 昨年に続き東海大会出場、しかも堂々の銀賞。小編成ながら大編成並みの迫力に圧倒されたのは私だけではなかったはずです。

 後輩たちが頑張る姿、真剣に打ち込む姿は一OBとして嬉しく、とても誇らしく思えました。

 取り留めもない感想になってしまいましたが、3年生の皆さん。素敵な演奏をありがとうございました。そして3年間お疲れ様。また1、2年生の皆さん。同窓会一員として来年の更なるご活躍を期待しております。

(常任理事/宮下将吾)

かがやきフェスティバル Vol.9

 当ホームページの校長ブログとスクラップブック内転載記事でご紹介しておりました、ダンスの世界大会で優勝という快挙を達成した本校3年生の村澤依優さんが所属するダンスチーム「Leslian」が出場する、かがやきフェスティバル Vol.9開催のお知らせです。

 同窓会の皆さま、世界の頂点として認められた若き才能、そのダンスパフォーマンスをぜひご覧いただきたいと思います。

 また、バレエで出場する市瀬華那(はな)さんも本校1年生です。応援いたしましょう!(村澤さんと同様に個人の出場で特に本校のクラブに所属しているわけではありません)

(HP担当/岡本恒和)

臨床検査系 夏季公開郡市民講座に参加して

 臨床検査系夏季公開郡市民講座が7月2日(日)開催されました。

講師 荻原喜久美先生(麻布大学名誉教授 獣医学博士 臨床検査技師)

演題 顕微鏡から見える不思議な世界

 荻原喜久美先生は緑ヶ丘中学→風越高校→麻布公衆衛生短期大学→麻布大学。本年3月まで麻布大学生命・環境科学部臨床検査技術学科病理学研究室教授をされ、4月より名誉教授となられました。

 短大、大学時代は「とにかくきれいな病理組織標本の作製を目指して。動物、ヒトの血液像、骨髄像が読めるように。マウスなど動物の解剖ができるように。」

 助手、講師時代は「学生と共に夜遅くまで実験に従事…楽しすぎて家に帰ることも忘れて…動物の腫瘍の培養、腫瘍細胞の性状の解析への取組み。」

 講師後半から准教授、教授時代には多くの病理学研究に関わり論文を発表され、実績を残されています。

 講演内容は学会での発表さながらで、高度な研究内容について解説をしていただきました。顕微鏡下での様々な像についての説明は、先生がこれらの研究を楽しんで、良い結果を得られていることが伝わってきました。

 聴講者には獣医師、臨床検査技師と専門家の方が多くいらっしゃいました。私は風越高校の同窓生としてお声がけいただき、知久会長と共に参加しました。

 また、高校生が一人参加されていて、講演を聞くことで理科系学問への関心をもって将来につなげていただければと思いました。

 荻原先生の「研究が楽しくて仕方ない」という姿勢が多くの成果を生み、今日の名誉教授という地位に繋がっていることは素晴らしいことだと思いました。このような同窓生がいることを誇りに思います。先生のこれからの益々のご活躍をご期待申し上げます。

(副会長/仲村晴子)

学校との懇談会を行いました “第70回風越祭”

 7月1日(土)、飯田風越高校の校長室において学校長、事務長、学校理事の先生方にご参加いただき、1時間ほどの懇談を持つことができました。同窓会からは正副会長と常任理事7名が出席しました。

 その際、同日行われていた風越祭へのご祝儀と、7月にダンスの世界大会に出場する村澤依優さんへの激励金をお渡しすることができました。現在の学校の様子などもお聞きして、今後も情報を共有しあい母校を支援していくことを確認しました。

あっという間の1時間でした

第70回風越祭に行ってきました

 風越祭は4年ぶりに来場制限のない一般公開となり、7月1日と2日に行われました。特に2日は天候に恵まれ、2日間で2,000人近い方々が来校されたそうです。

 懇談会後、茶道部のお茶席や展示発表など体験・見学しました。生徒達が元気で、賑やかに楽しんでいることが嬉しかったです。カンボジア支援物資回収箱が受付にあり、協力してくださる方がいて、ありがたく思いました。

(副会長/仲村晴子・岡本恒和)

第70回風越祭リーフレット表紙
昇降口前のキッチンカー(7/1撮影)

リレートーク “姫百合コース” Vol.4

我が青春の清風寮と山岳部

小沢 弘子 (昭和35年4月~38年3月在籍・松尾支部)

【清風寮】

寮生活

学式の前日、バスと電車に乗り継ぐこと3時間、母に付き添われて寄宿舎の門をくぐりました。部屋は1階の13号室で3年生2名、2年生1名、1年生2名の5人で、初めて顔を合わせました。学期ごとに部屋替えがあるので夏休みまではこのメンバーで一緒に生活をするのです。

 玄関のすぐ脇の小部屋は寮生が当番で、来客の応対や電話の取次ぎなどをする宿直室。その隣に舎監室があり、舎監の先生が交代で泊まり込んでくれました。ほとんど利用しませんでしたがアイロン室もありました。トイレは突き当りにあり、1階に5部屋、2階に7部屋あったような気がしますが、何しろ60年も前の事で記憶が定かではありません。

 渡り廊下を挟んで食堂、炊事場、お風呂場、洗面所などがあり、松川さんというおばさんが常駐して食事の用意をしてくれていました。60人もの食事を一人で作るのは大変なので、当番が早起きして一緒に作ったり、買い出しをしたりしました。

※ Fの軌跡「旧校舎から新校舎へ(Gallery)」より
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地区毎にお茶会を兼ねて親睦会を行いました(上伊那北部支部)

 上伊那北部支部は伊那市・辰野町・箕輪町・南箕輪村の1市2町1村が対象で、そのうち伊那市は7地区に分かれ、合計10地区で構成しています。最も少ない地区は3名。最多で17名。平均9名。全体で90名程です。

 会員のうち総会などの参加行動に結びつく割合は、15%〜20%弱です。実際、昨年の総会は18%の参加率で、役員と役員経験者が殆どでした。コロナの影響もありますが、会員の高齢化と新規会員が増えない事が最大の要因です。この状態が続けば、分母は年を追う毎に小さくなり、総会を開催しても、参加者は役員のみの一桁となる日も近いです。

 今年は全体で行う研修会を止め、地区毎にお茶会を兼ねて親睦会を行いました。身近な地域で顔見知りも多いと言う事で、参加率は30%〜100%でした。

 2〜6人程の少人数で気軽に参加でき、学生時代の思い出や、老後の資金問題、近況報告など、懐かしく楽しいひと時が持てて良かった!来年もまた開きたい!との希望が多く寄せられました。

 私はここに支部同窓会の、今後の在り方のヒントがあると思います。

 日本の大学進学率が56%を超え、進学校である風越は100%近い状況です。各世代により母校への想いや、同窓会に対しても温度差があるのは当然で、それは素直に認めなければなりません。こうした現実を直視し、運営方法も柔軟に変えていく事が大切だと思います。

 組織と言う型に囚われず、いくつになっても、身近にいる同窓生と共通の地下水脈で繋がっていたいと言う想いを、これまでとは異なった形で残していけたらと考えています。

(上伊那北部支部支部長/赤羽敏子)