令和5年度卒業生(風越76回生)同窓会入会式と第76回卒業証書授与式のご報告

 早春の候、同窓会の皆様いかがお過ごしでしょうか。

 去る2月29日に同窓会入会式、翌3月1日に卒業証書授与式が行われました。(出席者/入会式:正副会長と常任理事計6名、卒業式:正副会長のうち3名)

 同窓会入会式は、令和5年度卒業生の皆さんはすでに入学時に同窓会入会金を納めていただき同窓会会員になっていますが、卒業後、同窓生として同窓会へのご理解とご協力をいただくため行われました。

令和5年度同窓会入会式

 2月29日、翌日の卒業式の予行に続いて同窓会入会式が行われました。

 会長挨拶、同窓会についての説明、HPの案内を15分の時間をいただき行いました。寒い体育館(第1体育館)での入会式でしたが、生徒たちは静かに説明を聞いてくれました。同窓会の説明、卒業時に年会費10年分前納していただいたお礼、HPについて関心を持ってもらえる説明など直接生徒に話ができて良かったです。

 また、支部活動への協力についてもお願いしました。

 終了後に校長先生が同窓会を身近に感じる話をしてくださいました。生徒たちが同窓生として母校を大切にし、応援していただけると感じました。

第76回卒業証書授与式

 3月1日は午後から暖かな春の日差しを受け、飯田文化会館にて令和5年度卒業証書授与式が行われました。

 入場は、会場の拍手の中、ライトアップされた舞台両サイドの袖から一人ずつクラスメートが中央に進み、顔を見合わせて、にこやかに微笑みながら揃って正面に進み一礼してから、階段を下りて座席に着くという晴れやかな演出でした。

 在校生の送辞は3年生の文化祭でのパワフルな活躍が印象に残っていること、卒業生の答辞は短く感じる3年間、ここまで見守り成長させてくれたご両親への感謝の言葉が述べられていて、思わず涙ぐんでしまいました。

卒業生代表として生徒会長の答辞

 約1時間の式は厳粛な雰囲気の中で行われ、とても良い式でした。

 同窓会入会式と卒業証書授与式に参列させていただき、生徒たちが静かに人の話を聞いていることがとても印象的でした。

 「人の話を聞く」という姿勢を高校生活の中で学び取り、身に着けることができている風越生を誇らしく思います。

 未来を担う同窓生たちに感動した二日間でした。

(副会長/仲村晴子記)
(写真提供:学校理事/塩澤直美先生)

 暖かな日差しの中に、春の足音が聞こえる今日の佳き日に、飯田風越高等学校を卒業される皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 保護者の皆様に於かれましても、お子様が立派に成長され、今日の日を迎えられたことを、心よりお祝い申し上げます。

 皆さんが本校に入学された頃は、まだ新型コロナが世の中に蔓延しており、高校入試から、一年生二年生とコロナと向き合う毎日で、不自由な学校生活を送られたと思います。昨年五月から、コロナの五類移行に伴い、規制が緩和され、三年生の時は生徒会活動やクラブ活動に力を発揮されたことと思います。風越祭で皆さんが楽しそうに取り組まれている様子を拝見したり、多くのクラブが北信越大会に進まれたとお聞きして、同窓会も皆さんの活躍を誇りに思いました。

 四月からそれぞれの目標に向かって、新たなスタートを切られる皆さん。これまではご両親や先生に見守っていただき、学校という安全なかごの中で、学生という肩書によって加護を受けてきました。しかし、これからは一人前の大人として責任と自覚をもって行動することが求められます。

 社会情勢は日々変化しております。時には「辛抱」や「忍耐」という経験を積むこともあるでしょう。しかし、皆さんが自分の好きなことに夢をもって、その夢に向かって進んでいけば、必ず道は開けてくると思います。努力や忍耐も素晴らしい経験となって、皆さんの中に蓄積されていくことでしょう。どうか皆さん、恐れず、蛭まず、前向きにチャレンジしてください。これから先の経験が皆さんを豊かな人間にしてくれます。風越高校の同窓生としての自信と誇りをもって、前向きにチャレンジしていってくださることを願っております。

 そして、行き詰ってしまったときは、一緒に学んだ仲間を、三年間過ごした母校を思い出してください。学生時代の友人ほど本音で語り合える相手はおりません。上下の関係なく、プライドも見栄もなく、苦しい時もつらい時も本音で語り合える友が、人生の宝になります。この先どんなことがあっても、皆さんの年齢が変わっても、職業や肩書が変わっても、学生時代の友人とは一生心の付き合いができると思います。

 最後になりましたが、保護者の皆様には、どうぞこれからもお子様を見守ってあげてください。今度は人生の先輩として、皆さまのご助言必要とするときかと存じます。また、3年間ご指導にあたられた校長先生をはじめ、先生方に厚くお礼とお祝いを申し上げます。

 卒業生の皆様に心からの祝福を送り、私の挨拶とさせていただきます。ご卒業おめでとうございます。

令和6年3月1日
飯田風越高等学校
同窓会長 知久紀子