地区毎にお茶会を兼ねて親睦会を行いました(上伊那北部支部)

 上伊那北部支部は伊那市・辰野町・箕輪町・南箕輪村の1市2町1村が対象で、そのうち伊那市は7地区に分かれ、合計10地区で構成しています。最も少ない地区は3名。最多で17名。平均9名。全体で90名程です。

 会員のうち総会などの参加行動に結びつく割合は、15%〜20%弱です。実際、昨年の総会は18%の参加率で、役員と役員経験者が殆どでした。コロナの影響もありますが、会員の高齢化と新規会員が増えない事が最大の要因です。この状態が続けば、分母は年を追う毎に小さくなり、総会を開催しても、参加者は役員のみの一桁となる日も近いです。

 今年は全体で行う研修会を止め、地区毎にお茶会を兼ねて親睦会を行いました。身近な地域で顔見知りも多いと言う事で、参加率は30%〜100%でした。

 2〜6人程の少人数で気軽に参加でき、学生時代の思い出や、老後の資金問題、近況報告など、懐かしく楽しいひと時が持てて良かった!来年もまた開きたい!との希望が多く寄せられました。

 私はここに支部同窓会の、今後の在り方のヒントがあると思います。

 日本の大学進学率が56%を超え、進学校である風越は100%近い状況です。各世代により母校への想いや、同窓会に対しても温度差があるのは当然で、それは素直に認めなければなりません。こうした現実を直視し、運営方法も柔軟に変えていく事が大切だと思います。

 組織と言う型に囚われず、いくつになっても、身近にいる同窓生と共通の地下水脈で繋がっていたいと言う想いを、これまでとは異なった形で残していけたらと考えています。

(上伊那北部支部支部長/赤羽敏子)

3年ぶりの支部総会開催(上伊那北部支部)

 同窓会の皆さま、こんにちは。

 私共、上伊那北部支部ではコロナ禍の中、感染対策をして3年ぶりの支部総会を令和4年6月12日(日)、きたっせ  イベントホールで開催しました。

 提案された4議案について承認された後、北部支部創立35周年を記念して制作したスライドショー「北部支部35年の道しるべ」を上映しました。

 当支部も会員の高齢化と、次に繋がる若い会員の未加入と言う、少子高齢化を絵に描いたような現況です。ただ、会員数に拘ることはしません。会員が減ってもそれなりに工夫し、合理化できる事や簡素化できる事はあるはずです。

 会費の振込や会報の郵送。SNSなどのデジタルツールを活用した連絡網など、地区役員の負担軽減に取り組んでいます。そして、この事が次の役員選出もし易くします。

 また、各地区を中心にした親睦会なども計画しています。気軽に集い、顔を見て会話し、共感し、笑いあえる小さなコミュニティを、長く続けることが大切だと考えます。

 アトラクションとして、長野市在住のヴァイオリニスト、牧美花さんの演奏会を行いました。生まれつきの左手の障害を乗り越え、プロの演奏家としての人生を歩む心優しい音色を聴き、コロナで折れそうになりかけた心をシャッキーン! と調えていただき、スキップしながら家路に着きました。

 多くの会員のご協力で、アットホームな心温まる総会ができた事に感謝します。

 上伊那北部支部 支部長  赤羽 敏子

アトラクション 「疲れた心を調えるヴァイオリン演奏会」

◎牧 美花さんのご紹介

1972年長野市生。生まれつき左手に障害があり、人と反対にヴァイオリンを持つ事でハンディを克服し、ヴァイオリニストとして、長野市を拠点に国内外で演奏活動中!
3歳から「音に命あり 姿なく生きて音楽は世界を救う」と言う、スズキメソッドの故鈴木鎮一氏に師事。約15ヶ国で演奏活動。
アメリカのドーマン脳障害児研究所で、脳障害リハビリプログラム向けのヴァイオリン指導を経験。

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