令和6年度 入学式が挙行されました

 桜の花が咲き始めた去る4月5日(金)、飯田文化会館にて令和6年度  長野県飯田風越高等学校入学式が行われました。

 新入生の皆さん、保護者の皆さま、ご入学おめでとうございます。心配された雨にも降られず、真新しい制服を身に纏った新入生ら多くの方々が、会場入口で記念撮影をする姿が見られました。

 同窓会からは正副会長3名、お招きいただきました。

 新入生代表宣誓は、感謝を忘れず1日1日を大切に充実した毎日にしていくという誓いの言葉でした。風越生として充実した3年間を送る中で、この3月に母校を巣立った卒業生のように逞しく成長してくれることと思いました。

 学校長式辞では新入生への言葉と、令和3年に学校創立120年周年を迎えた飯田風越高校の歴史や校風についても触れられ、その中で、記念誌に書かれている昭和24年(1949年)の統合時に校名を “風越” と決めた、いきさつについてお話がありました。

 それは『全職員、全生徒が講堂に集まり、校名改称の話し合いがもたれ、活発な議論が半日をかけて行われた結果、毎日仰ぎ見る飯田のシンボル、風越山に由来する校名に決定した』 ということで、当時の生徒の皆さんが本校に寄せた熱い想いに、新入生の皆さんも心を打たれたのではないでしょうか。

 PTA会長祝辞では風越生としての心構え、文武両道で頑張って欲しい旨のお話のほか、保護者からの目線でスマホの利用についてのお話もありました。

 新入生の皆さんに学校生活の様子を知っていただこうということで、スライド上映もありました。

 学業、部活動や生徒会活動、クラスマッチ、風越祭、1年生の時に行く大学見学、スピーチコンテスト、探求学習、修学旅行、海外語学研修、そして同窓会との共同企画カンボジア支援活動など、私が高校生の頃と比べ、より多様な学びと経験のできる環境になっているなと感じました。

 もし今、自分が15歳だったら…
未来にワクワクせずにはいられないな!という内容で、私も初心に戻って頑張ろう!と思うことができました。

 当日紹介された担任と副担任の先生方を先頭に、新入生の皆さんがクラス単位で退場されていきました。

 新・風越生の皆さん、改めてご入学おめでとうございます。素敵な日々が待っていますように。

(写真提供:学校理事/塩澤直美先生)
(HP担当/岡本恒和)

 ご紹介いただきました、同窓会長の知久紀子と申します。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。暖かな春の日差しに誘われて、色とりどりの花が、皆さんの門出をお祝いするかのように、咲き誇っています。

 本日より飯田風越高校で貴重な青春時代を送ることになる皆さん。どんな高校生活になるのか、期待する気持ちと少し不安な気持ちで胸がいっぱいのことと思います。

 また、本日までご立派にお子様を育ててこられた保護者の皆様も、真新しい制服に身を包み、成長した姿に、感慨もひとしおのことと存じます。心よりお祝い申し上げます。

 飯田風越高等学校は、令和3年に、学校創立120周年を迎えた歴史と伝統ある学校です。この学校を卒業された同窓生は35,000人を超え、全国各地で活躍されております。女学校として設立された本校は、現在の柏原校舎に移転され、男女共学となり、四十六年が過ぎました。皆さんのひいおばあさんや、おばあさん、お父さんやお母さんもこの学校で学ばれた方がいらっしゃると思います。学習に、クラブ活動や生徒会活動に、積極的に取り組む、活気あふれる学校です。

 さて、高校生としての第一歩を踏み出した皆さんですが、中学生だったこれまでと異なり、これからは多くのことを自分で考え、自分で解決する道を探していかなければなりません。これまで以上に自分の人生について考える機会が増えることでしょう。

 学校は人と協力し合うことも、人と競争することも、どちらも経験できる場所です。自分は何が得意なのか、何が好きなのか、学校は自分にできることを知り学ぶ場所でもあります。人との繋がりに大切なことは何か、その意識をしっかり持ってこの三年間で学び、卒業式を迎えるころには、どうぞ自分の答えを見つけてください。

 大学・専門学校・就職など、進む道がどこにあっても、この風越高校で学んだことが基礎になります。また、部活動や生徒会活動など、学業以外での人との関わりも社会に出た時に必ず役に立つと思います。

 そして、新しい友人たちとは悩みを相談したり、たわいもないことで笑いあったり、支えあい励ましあえるような友人関係を築いてください。3年を経て卒業しても信頼できる、一生の友達になっているはずです。

 最後になりましたが、本日はこのような席にお招きいただき誠にありがとうございます。校長先生をはじめ先生方に、このたくさんの才能と可能性を持った若い芽を、精一杯支えてくださいますようお願い申し上げ、皆さんの高校生活が実り多いものとなることを祈念し、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

本日はおめでとうございます。

令和6年4月5日
飯田風越高等学校
同窓会長  知久 紀子

南信州新聞 2024年4月6日掲載