「何かがしたい」=「国際教養科のスタート」、これが始まりでした。国際支援とは? 何を調べ、どのように行えば良いのか? まず初めに国際支援の実状を講演して頂きました。この時の講師が堀本崇さん、当時ABN(長野朝日放送)が主催する「ラオスへスニーカーを贈る」活動への参加が決まっていましたが、実際にカンボジアで活動していた堀本さんの話しを聞くことはとても有意義でした。
それから7年、ラオスへの支援が終わり、次の活動をカンボジアと決めた際、見えない意志に導かれた気がしました。ただただ残念なことにその堀本さんはカンボジアの地で交通事故に遭い、亡くなられていたのでした。飯田市公民館主催のスタディツアーで堀本さんが行って来た活動に触れた時には感涙。「私達にできることは何か?」
ラオスへは毎年約1,000足のスニーカーを贈りました。風越祭で収集、サイズ分けをし、汚れているものは洗いました。贈った運動靴でオリンピック選手が練習しているとの話しも聞きましたが、時が経つに連れ充足し、ABNは活動を中止。
この時、活動継続の是非も含め、支援先を国内にするか、東日本大震災の復興に協力するかなど思いは逡巡しましたが、学校・生徒会・同窓会が協同一致して行っているこの活動は、将来世界に目を向けていく後輩達のため閉ざすことはできないと考え、「NPOふるさと南信州緑の基金」との連携に至りました。