令和4年度卒業生(風越75回生)同窓会入会式と令和4年度卒業証書授与式のご報告

 早春の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 去る3月1日に同窓会入会式、翌2日に卒業証書授与式が行われました。(出席者/入会式:正副会長5名、卒業式:会長)

 同窓会入会式は、令和4年度卒業生の皆さんはすでに入学時に同窓会入会金を納めていただき同窓会会員になっていますが、卒業後、同窓生として同窓会へのご理解とご協力を頂く為、文化会館での卒業式リハーサルを前にお時間をいただき行われました。

同窓会入会式

 卒業式に先立って3月1日、同窓会入会式が行われました。

 会長挨拶、同窓会についての説明、HPの案内を15分の時間をいただき行いました。対面での入会式はここ2年間行われませんでした。

 生徒たちは静かに資料を見ながら説明を聞いてくれました。これから同窓生として共に母校を大切にし、応援していただけることを感じました。

 学校理事の先生から「整然とした、ビシッとした入会式でした」との感想をいただきました。

(副会長/仲村晴子記)

感動の卒業証書授与式

 暖かな春の日差しが感じられる3月2日、令和4年度の卒業証書授与式に出席させていただきました。

 今年は卒業生たちの意向で文化会館を会場として行われました。趣向を凝らしたとても素晴らしい卒業式でした。

 入場は、出席者の拍手の中、舞台の左右の袖から一人ずつ中央に進み、ライトアップされた中、二人が揃って正面に進み一礼してから、階段を下りて座席に着きます。

 卒業生の答辞は英語でスピーチ、文化祭などの映像とともに、日本語訳がスクリーンに映し出されました。

 卒業生たちが全て自分たちで考え計画し、作成されたそうです。

 短めのスカートに、髪飾りにティアラやリボンを着けて最高のおしゃれをした女子生徒もとても可愛らしく見え、これが今どきの流行かと、ほほえましく思えました。

 未来を担う同窓生たちに感動した一日でした。

(同窓会長/知久紀子記)

生徒会長の英語による答辞の様子。華道部の皆さんが生けた壇上の花には伝統的に二代目泰山木も花材として使われているそうです。

(写真提供:学校理事/塩澤直美先生)

 花の便りが山の向こうから届き始めました。

 暖かな日差しの中に、春の足音が聞こえる今日の佳き日に、飯田風越高等学校を卒業される皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 保護者の皆様に於かれましても、お子様が立派に成長され、今日の日を迎えられたことを、心よりお祝い申し上げます。

 皆さんが本校に入学された年は、新型コロナウイルスと言う今まで誰もが経験したことのない、目に見えない敵が世界中に蔓延し、入学受験に始まり、3年間の高校生活も常にマスク生活を余儀なくされ、コロナと向き合う毎日だったと思います。

 しかし、思い出に残る出来事もございました。2年生の時は本校が創立120周年の記念すべき年にあたり、学校・PTAの皆さんと一緒にお祝いすることが出来ました。この節目の年に巡り合えたこと、また、記念式典を経験できたことは、一生の思い出に残ることと思います。

 昨年4月から、成人年齢が18歳に引き下げられました。目まぐるしい時代の変化の中で、4月からそれぞれの目標に向かって、新たなスタートを切られる皆さんは、大人への第一歩を踏み出すわけです。高校生までは保護者の皆様や先生方に見守っていただき、学校という安全なかごの中で、ある程度敷かれたレールの上を歩んできました。しかし、これからはどの道を選ぶにしても、人生の選択は多くの人の話を聞く中で自分で考え、自分で決断しなければなりません。そして、自分の進むべき道が決まったら、その目標に向かって恐れず、ひるまず、笑顔でスタートしてください。自分にしかできない得意なことや好きなことを見つけて、夢に向かってしっかり羽ばたいていってください。

 また、途中で困難にぶつかり、行き詰ってしまうこともあるでしょう。そんな時は、自分の原点である故郷飯田を、一緒に学んだ仲間を、3年間過ごした母校を思い出してください。学生時代の友人ほど本音で語り合える相手はおりません。風越高校の同窓生としての自信と誇りをもって、前向きにチャレンジしていってくださることを願っております。

 保護者の皆様には、どうぞこれからもお子様を見守ってあげてください。今度は人生の先輩として、皆さまのご助言を必要とするときかと存じます。

 最後になりましたが、3年間ご指導にあたられた校長先生をはじめ、先生方に厚くお礼とお祝いを申し上げます。

 卒業生の皆様に心からの祝福を送り、私の挨拶とさせていただきます。ご卒業おめでとうございます。


令和5年3月2日
飯田風越高等学校 同窓会長 知久 紀子