令和6年度 定期総会を開催しました

 去る4月21日(日)、令和6年度飯田風越高校同窓会定期総会が飯伊地区30支部、上伊那南部支部、継続会員あわせて140名のご出席をいただき、飯田市鼎文化センターにて開催されました。

 校歌斉唱のあと、会長挨拶に続いてご来賓の皆様からご祝辞を頂戴し、役員改選を含む5議案について提案通り承認されました。

令和6年度 定期総会パンフレット表紙
令和6年度 定期総会パンフレット表紙

 アトラクションでは、ソノール・クラリネットアンサンブルの皆さんによる演奏会を鑑賞させていただきました。

 楽器紹介でクラリネットにたくさんの種類があることを知りました。ジャズナンバーの名曲からポップスほか信濃の国まで、私たちにも馴染みのある曲を演奏していただき、幅広い音域の “クラリネット” で奏でられるハーモニーに心癒されるひとときでした。

 ソノール・クラリネットアンサンブルの皆さん、素敵な演奏をお聞かせいただき、ありがとうございました。

(HP担当/岡本恒和)

開式の辞

校歌斉唱

ピアノ編

ブラスバンド編

アレンジ校歌(編曲・歌/TRY-TONE)

同窓会長 知久紀子

 風薫る季節を迎え、新緑の香りをいっぱい吸い込んで、さっそうと歩いてみたい気分です。

 本日は大勢の皆様、定期総会にご出席頂きありがとうございます。また、校長先生はじめご来賓の皆様、お忙しい中ご臨席賜りありがとうございます。

 日本には節目を大切にする文化があります。一年の中にも、人生の中にも、様々な節目があり、その都度自分自身を見つめなおす大切な機会です。同窓会にとっても本日の総会は、令和六年度に向けて、進むべき方向性を確認する日になると思います。ご審議のほどよろしくお願い致します。

 ウクライナでの戦争やパレスチナ問題、諸物価高騰や円安など社会情勢は日々変化しております。

 120年の歴史ある風越高校同窓会も、今まさに世代交代の時を迎えていると思います。組織の運営について、数年前から少しずつ改革を行い、時代に合った同窓会にしようと取り組んできました。2年に一回行っていた評議員会を廃止にしたり、年に数回開催していた理事会を、年2回にして、平日ではなく土曜日に行うようにしたりと役員皆様の負担軽減を図ってまいりました。

 そんな中、令和4年度で中京支部と諏訪支部が、令和5年度で松本支部が閉じることになりました。昭和60年代に多くの遠隔地支部が立ち上げられ、広い地域の同窓生をまとめられて活発に活動してきましたが、役員の皆様の高齢化と後継者の担い手不足が原因だとお聞きしております。支部がなくなっても、母校を支えていくため、何らかの方法で、同窓会と繋がりを持ちたいとお話がございました。

 そこで、2年で1,000円を振り込んでいただき、本部から会報をお送りする制度を新設し、昨年の総会でご承認いただきました。3地区の希望者を募ったところ、200名程の申し込みがありました。支部がなくなってしまったことは大変残念なことではございますが、違う方法で繋がりができたことを、大変うれしく思っております。

 飯伊支部においても、次年度の役員選定にご苦労されているとお聞きしております。同窓会役員となることが負担とならない若い世代への引き継ぎをいかにしていくかが今後の課題だと思っております。

 学校創立120周年の記念事業としてリニューアルしたホームページも年を追うごとに、充実した内容となってきております。学校の様子や最近の話題はもちろんのこと、ひめゆりコースと大根坂コースに分かれたリレートークでは皆さんからの投稿に高校時代の記憶を思い出し、同窓会をより身近なものに感じていただけると思います。(※1)

 男子一期生二期生が中心になって立ち上げていただいたゴルフサークルに、ホームページを見たと遠くから参加くださった同窓生がいます。今後、誰でもが何処にいても見られるホームページの活用をさらに充実させ同窓会の輪を広げていきたいと思っております。(※2)

 最後に、先生方や諸先輩方の築き上げてくださった母校の歴史と伝統をしっかりと受け継ぎ、次の世代につなげていくため、皆様のご協力とご支援をお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。

(※1)風越同窓生のリレートーク

(※2)ゴルフサークル

下井一志学校長よりご祝辞をいただきました

 本日は、令和6年度飯田風越高校同窓会総会にお招きいただき、ありがとうございます。本年度の総会が、このように盛大に開催されますことを、心よりお喜び申し上げます。

 私は、昨年度より校長を務めております下井一志と申します。出身は飯田市上郷です。祖母も母も風越高校を卒業いたしました。

 母親はいつまでも母親でして、先日、本校の入学式の様子が新聞に掲載され、式辞を読み上げている私の写真をみて「私の時の校長先生は、話をする時、原稿など読みあげてなどいなかった」と叱られたところです。さすがに、式典のときの式辞は昔の校長も読んでいたのではないかと、私自身は思っております。

 さて、本年度の入学式ですが、気候に恵まれ、桜の花の満開の中、普通科159名、国際教養科36名、計195名の新入生を迎えることができました。

 会場は、卒業式と同じ飯田文化会館にしました。「入学式は学校で」という意見もありますが、交通の便や、駐車スペースの確保、会場設営にかかる労力の軽減という観点でそうしたところです。

 本校は現在、各学年普通科4クラス、国際教養科1クラスの5クラス規模の学校となっております。過去に比べると学生数は減りましたが、生徒たちは今も変わりなく、明るくのびのびと、学業やクラブ活動、生徒会活動にはりきって取り組んでいます。

 同窓会の皆さまには、日頃より物心両面で本校の教育活動にご支援いたただき、感謝申し上げます。

 昨年度は、生徒が自学自習に使用する「進路学習室」へエアコンを設置していただきました。おかげさまで夏の猛暑の中でも、3年生を中心に、快適に勉強に打ち込むことができました。

 また、多くのクラブが県大会を勝ち抜き北信越大会へ進みましたが、それぞれに激励金を戴きました。

 水泳部、陸上部、ソフトテニス部、女子バスケットボール部、柔道が北信越大会に駒を進めました。吹奏楽部は東海大会へ、空手道部、華道部、自転車競技が全国大会に進出しました。また、個人でもスノーボード日本選手権で優勝したり、ダンスの世界大会に進出する生徒もいました。学校としても大いに盛り上がったところです。
(※)校長ブログ/アーカイブ(令和5年度)をぜひご覧ください。

 例年、同窓会で行っていただいているカンボジア支援活動にも、本校の生徒が多く参加いたしました。

 学校の近況といたしましては、昨年度末に生徒会の役員が中心となり、能登半島地震復興支援募金を行いました。校内だけでなく、街頭募金活動も行い、50万円を超える義援金を集めることができました。

 地域の方から「がんばっているね」などと温かい言葉をかけていただき、携わった生徒たちは大いに励まされるとともに、自分たちの活動に自信を持つことができました。

 また、近年は、生徒たちが、自らテーマを設定して研究する「探究活動」に取り組んでいます。探究のまとめとして3月に飯田文化会館で開催した「探究学習発表会」では、佐藤飯田市長様、正副同窓会長はじめ多くの来賓の方々にお越しいただき、生徒代表10組の発表をご覧いただきました。

 女子の夏服に対する提言や、飯田市の活性化、ストリートギター普及の取り組み、性格診断、排除アート、飯田弁を受け継ぐことなど、一人ひとりの興味関心に基づいたバラエテイ豊かな発表会となり、みなさん楽しんでご覧いただけました。

 これらの発表については、同窓会のホームページに、ひとつ一つコメントつきで取り上げて頂いてあります。ぜひご覧いただければと思います。

 本校の校風は「質実勤勉・自由闊達」です。先日のNHKの番組「ファミリーヒストリー」は峰竜太さんでしたが、峰さんのお母様のちとみさんは本校の卒業生で、飯田高等女学校を昭和12年に卒業されています。

 昭和12年は日中戦争が始まった年で、ちとみさんもその後、たいへんな苦労をされて峰さんを育てられたことがわかりました。

 本校在学中は、下條村から渡し船で天竜川を渡り、対岸の駅から電車で、当時小伝馬町にあった学校に通われたようです。

 交友会誌には歌が掲載され、運動でもテニス部に所属し、勉強だけでなく裁縫もたいへん得意だったということです。

 番組からは、卒業後たいへんな苦労をされたことがわかりましたが、ちとみさんの人生は、まさに本校の校風である「質実勤勉、自由闊達」そのものであったと感じ入った次第です。

 今後とも、教職員一同、本校にうけつがれている「質実勤勉・自由闊達」を大切にしつつ、生徒たちの学びや諸活動を支え、応援していく所存であります。

 同窓会の皆様におかれましても、どうかこれからも飯田風越高校と生徒たちを見守っていただき、引き続きご支援・ご鞭撻をいただきますようよろしくお願いいたします。

 本日は、同窓会総会の開催、おめでとうございます。


長野県飯田風越高等学校 
学校長 下井一志 

顧問 寺田みの里

 皆様、こんにちは。本日は同窓会定期総会開催、誠におめでとうございます。

 常任理事の方々そして各地の役員のお陰で今日を迎えられ、ありがとうございました。

 丘の上の校舎に移ってからすでに48年の歳月が流れ、その時植えた桜は今年も見事な花が咲き、新入生の目を楽しませてくれました。新学期が始まり生徒さんたちの活躍の記事が地元の新聞に色々載るようになったことは、とてもうれしいことです。

 長かったコロナの規制も緩和され、このところあちこちでクラス会などが再開されているようです。世界では至る所で争いが起き、又国内でも地震を始めいろいろな災害のニュースの多い中、ひと時でも若いころの仲間と話し合い笑いあえる時間がもてるのは幸せなことです。

 以前私は、「太平洋戦争の末期、学業は2週間に1回だけ、その他の時間はモンペ姿で農家の手伝いをしたり慣れない工場での作業などで過ごした」という、その当時女学生だった先輩と話す機会がありました。

 其の方はつらい体験を一緒にした仲間と今、思い出話をすると「あれを乗り超えたのだから、なんでも出来るのよ」と明るくおっしゃっていました。「でも・・・敵の言葉だからと英語を学ぶ機会がなかったことはとても残念です」とも言われました。

 最新の同窓会ホームページのリレートークに、その頃のことを詳しく投稿された方がいます。ぜひスマホを開いて見てください。(※3)

 今年は役員改選の年でもあり、引き受け手を探すのが難しいとお聞きしますが、私も10数年前、常任理事をと声をかけられた時、かたくなにお断りしたことを思い出します。

 でもその時、当時の会長さんが「同窓会は、どなたかが繋いでゆかなければならないのです」と、きっぱり言われ、また他の先輩の方からも「お役をすることで自分の成長にも役立つのですよ」と諭され、お引き受けしました。

 言われた通り多くの体験をさせていただき、息子のような方と一緒に仕事をすることが出来たことは楽しくありがたかったと、今思います。

 “ 情けは人のためならず ”  という言葉がありますが、小さな奉仕はきっと自分の幸せをまた一つ、増やしてくれるのではないでしょうか。

 多くの世代でささえられている同窓会が、これからも末永く続くことを願って挨拶とさせていただきます。

(※3)リレートーク “姫百合コース” Vol.5

議 事

(1)第1号議案 令和5年度事業報告
(2)第2号議案 令和5年度決算報告及び会計監査報告
(3)第3号議案 令和6年度事業計画(案)
(4)第4号議案 令和6年度予算(案)
(5)第5号議案 役員改選
     1. 常任理事・幹事の退任
     2. 会長の退任
     3. 新会長就任
     4. 顧問退任
     5. 令和6・7年度本部役員紹介

常任理事・幹事の退任
会長の退任

会 長/仲村 晴子
副会長/岡本 恒和
副会長/片桐 ひさ子
副会長/佐藤 まゆみ
副会長/杉山 宏子

常任理事/市瀬 友紀子
常任理事/宮内 邦昭
常任理事/宮下 将吾
常任理事/橋本 義哉
常任理事/久島 智子
常任理事/村澤  寧
常任理事/塩澤 みどり
常任理事/青嶋 裕子
常任理事/吉川 真美子

会長委嘱理事/下平 岳秀
会長委嘱理事/伊藤  篤
会長委嘱理事/岡田  敬
会長委嘱理事/池戸 勝志

監 事/樋口 美代子
監 事/福澤 真理子

学校理事/塩澤 直美
学校理事/工藤 恭子

連絡事項

(1)会報係より
(2)カンボジア飯田小学校への物資支援他について報告

 会報最新号(63号)

 
カンボジア支援活動

アトラクション/ソノール・クラリネットアンサンブル演奏会

1. サウンド・オブ・ミュージック
2. ムーンライトセレナーデ
3. リベルタンゴ
4. クラリネットプレスト

♪ 楽器紹介 ♪

5. だんだん小さく
6. ふるさとによる変奏曲
7. 愛燦燦
8. やっぱ百恵ちゃん派‼︎
9. わが心の坂本九
10. 花は咲く
11. 信濃の国

 2000年、南信地区初のクラリネットアンサンブル団体として発足。年1回の定期公演の他に、福祉施設、病院、企業等からの依頼演奏など飯田・下伊那他各地で演奏活動を行っています。メンバーは現在14名在籍。

結成当時よりコンクール等積極的に参加しています。
 ☆日本クラリネット協会主催のコンクール/2007年・2014年部門第1位
 ☆全日本吹奏楽連盟主催の全日本アンサンブルコンテスト全国大会/東海地区代表として3回出場、2010年金賞受賞
 ☆同コンテスト東海大会に長野県代表として16回出場

「ソノール」(SONOR)とはSON=音、OR=金色のふたつのフランス語の言葉を組み合わせた造語でその名の通り「輝きのある音色を目指して!」をモットーに日々研鑽を重ねています。

お礼の言葉

 本日は素敵な演奏をお聞かせいただき、ありがとうございました。

 クラリネットにも種類があり、高音を出す楽器、低音を出す楽器が組み合わされることで幅広い演奏を楽しませていただきました。クラリネットは音域が広く、素朴な音でやわらかく温かみのある音はまさにソノールさんが目指す「輝きのある音」で、癒されたひと時を過ごすことがきました。

 メンバーさんの中には高校時代からずっとクラリネットを続けられている方がいて、魅力的な音色に磨きをかけているのだと思いました。

 また、私たちに馴染みのある曲を演奏していただきました。クラリネットでの演奏は違った印象でお聞きすることができました。

 今後とも多方面で素晴らしい演奏活動を行い、ご活躍されますようお祈りいたしまして、お礼の言葉とさせていただきます。

 本日は私どもの総会にふさわしい演奏をありがとうございました。

同窓会長 仲村晴子

閉会行事

 同窓会歌斉唱

 このたび同窓会歌が新たに録音され、今回の定期総会にてそのリニューアル版CDが各支部に1枚ずつ配布されました。
 最後に新録音の同窓会歌が流され、全員で1番と4番を一緒に歌いました。

同窓会歌(ショートバージョン)

同窓会歌(フルバージョン)

 閉会