第94回 「飯田風越高校同窓会東京支部総会」が開催されました(東京支部)

 皆さまお久しぶりです。HP掲載を都合によりお休みしておりましたが、今回は保留になっていました“23年度分をまとめして掲載致しましたので、どうぞご覧ください。

 能登半島地震に関し、ご家族様や身近な方、被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。少しでも早い復興をと願っております。

第94回 「飯田風越高校同窓会東京支部総会」が開催されました。
(於:20
23年 5月21日 アルカディア市ヶ谷)

 コロナ禍で4年ぶりの開催です。議事審議等一連の予定と講演者の庄野真代さんのお話を聞き、久しぶりの再会を喜び楽しい一時を過ごしました。開催の写真と会長のご挨拶をご覧ください。

(東京支部交流委員/ikeda)

furusatode 時の重なりと輝き

東京支部前会長 平栗彰子 

 今年は年頭から、自然災害に見舞われた地域のニュースで心が痛む幕開けとなりました。その後の、地元の方々の生き抜く力の見事さと、全国からのボランティアの活躍に感動の日々です。何かが起こった時一番力になる基本は、他人への思いの深さだと痛感しました。

 長いこと風越同窓会東京支部に関わることができ、皆さまとの交流も深く気持ちよく続けられたことを感謝申し上げます。その間の充実した時間は私の宝物となって、この先の日々を支えてくれると思います。

 この数年の社会の変化は目まぐるしく、世代間の落差の埋めようがない場面も気になります。この先の同窓会のありようは、大きな転換を見ることになるでしょうが、どのような形になろうとも、青春時代、ふるさとを共にした仲間との時間は、代え難い重みをもってそれぞれの胸に残ると信じています。

 これまでの暖かいお力添えに感謝し、今後もよいお付き合いを頂けますよう願っております。

 「信毎」に包まれ届く五加木かな  彰子

東京支部新会長挨拶

 2023年第94回定期総会で、皆さまからのご承認を得て、飯田風越高校同窓会東京支部会長に就任いたしました坂本かおりと申します。

 風越29回生として、2015年第86回定期総会の実行委員長を務め、翌年の2016年より、平栗会長のもとで、同窓会活動に取り組んでまいりました。高齢社会の中で、同窓会が直面している会員の減少や役員の担い手不足という課題に対し、前例踏襲に囚われない思い切った改革を進めていく所存です。なにとぞ、皆さまのお力添えをよろしくお願いいたします。 

東京支部新会長 坂本かおり

出来ないことにチャレンジ—笑って免疫力をUP!!(飯田五地区支部)

 6月11日(日)東野公民館にて「五地区支部総会」を開催致しました。コロナ以前、2019年迄の総会は、日帰りバス旅行を兼ねて行なったり、10年に1回の割合で市内宴会場にて会食やアトラクションを楽しむ形をとって開催してきた経緯があります。

 会費集金に関しては、本会に納める200円の他に、支部活動費として300円を集金してきましたが、コロナで支部活動を制約せざるを得ず、2020年より2023年まで本会費のみ集金。総会は3年ぶりに昨年度より開催。

 今年度は34名の参加をいただき、提案された議案の承認後、やっちゃんの活脳体操指導師、宮下泰広先生を講師に迎え「笑いヨガ」を指導していただきました。私の聞き間違いでなければ、「笑いヨガ」はインドの内科医が、うつ病患者を対象に始めた体操とのこと。ピンクのジャケットにレインボー色のシャツをスマートに着こなした、シティーボーイの先生が、次々と達者な飯田弁を駆使して体操が始まりました。

 「イイ?これから国語だに」の先生の言葉にまんまとはまらされたり、「今度は算数だに」…数字を三つ読み上げたら五十音を順番に言う頭の体操、鼻と耳を交互につまむ体操等々……。出来ない事に皆自然に笑えてしまいます。「今のが出来なかった人は元の風越に通った人!出来た人は今の風越に通った人!」と、どんどん笑いを誘ってくれます。時間がアッと言うまに過ぎました。

やっちゃんの活脳体操指導師 宮下泰広先生

 先生は「出来ない事にチャレンジする事で脳と体が活性化され免疫力を高め、病気や認知症の予防にもなり、出来なかった事が段々出来るようになると“自己肯定感”を持てるようになる。体操は体を整えるもの、運動は体を鍛えるのの」等々お話しくださいました。

 体操終了後、会員の皆様には、軽食とお茶をお持ち帰りいただき、令和5年度の五地区総会はお昼前無事終了しました。来年度の支部活動はどういう方向で行くのか、それに伴う支部会費集金はどうするのか、これからの課題を残して……。

(飯田五地区支部代表/伊坪敏恵)

やっちゃんの活脳体操指導師 宮下泰広先生
TEL.0265-52-5320 090-3143-4331
Email:Taihei.studio@icloud.com

京都支部総会報告

 台風一過、お天気も回復し京都は観光客で賑わっていました。令和5年度京都支部総会は6月4日(日)京都鴨川のほとりに建つ「東華菜館」にて行われました。

 日本最古のエレベーターで2階の会場へ…扉を開けた途端に集まった方々の笑顔とお着物姿の会員に迎えられました。おいしいお食事を堪能しながら、終始和やかな話題で盛り上がりました。京都に住まわれて長い方々ですが、飯田がいつも懐かしく、飯田のこと、風越高校のこと、生徒のこと、学生時代の話に2時間があっという間に過ぎました。

東華菜館前で京都支部の皆さんと

 その後、歴史ある街並みを歩いて、花街宮川町にある築120年のお茶屋建築の京町屋「澤食さん」の風情ある建物の見学をしました。

 京都支部は会員がとても良くまとまっていて、少人数だからこその強い絆を感じました。支部のこのようなあり方も風越高校ならではのものと思いました。

 「また来年もお会いしましょう」とお約束をして帰路につきました。

(副会長/仲村晴子)

花街宮川町にて(冒頭の写真も)

第38回松本支部総会報告

 第38回松本支部総会は5月23日(火)松本駅前アルピコプラザホテルにて開催されました。参加者は44名でした。

 お天気は生憎の雨でしたが、集まった方々は再会を喜んで、会場内は開会前から賑やかな談笑の声で溢れていました。本部からは知久会長と私仲村が参加させていただきました。

 松本支部は昨年の総会において支部を閉じることが決定し、今回が最後の支部総会となりました。この38年間、旅行をしたり、講演会を開催したりと楽しい企画で支部を盛り上げて活発に活動されてきました。会報にも毎年支部の様子を寄せていただきました。

 塩澤支部長さんのご挨拶は昭和61年に設立されてから今日までの締めともいえる心のこもった言葉でした。

 懇親会の中で歴代の支部長さんや90歳を超える参加者からは38年間の思い出や高校時代の思い出など、年代を超えた同窓生のつながりを強く感じました。最後に「今日の日はさようなら」を歌い、幕が閉じられました。

塩澤支部長さん

 折り紙の座席札や記念のCDなど役員の皆様の手作りの「おもてなし」は心温まるもので、本当に感謝申し上げます。支部は閉じても、さらに深い絆で皆さんが繋がった気がします。

 今後とも同窓生として母校を温かく見守ってくださいますよう、よろしくお願い致します。

(副会長/仲村晴子)

風越高校から続く夢への道

 先の令和5年度定期総会アトラクションで演奏してくださった井原芙美子さんより、感想コメントをいただきましたのでご紹介します。


井原 芙美子(風越49回生・会地支部)

 私は、風越高校入学時から音楽大学声楽科を志し、先生方のご協力もあり、昭和音楽大学そして藤原歌劇団に所属する事ができました。

 楽しく伸び伸びと夢へ突き進ませてくれた母校への感謝の気持ちを込めて歌わせて頂きました。

 藤原歌劇団で合唱部として様々な舞台に立ち、小さなオペラ公演では、ソリストとして活動し、コンクールに挑戦していた三十歳の時、母が肺の病気になり、帰郷を決めました。

 歌う事、ソリストへの夢を追い続ける事に疲れた事もあり、母の看病や子育てを口実に少し歌から離れた時期もありました。

 ですが、この故郷の人々の心の温かさに触れる度に、歌でしか恩返し出来ないと思い、また学び続け歌い続けております。

アトラクション/井原芙美子さんコンサート(ピアノ伴奏:平野洋さん)

 今回、コロナ禍が落ち着き、次の日常へ進もうとしている世の中を春と掛け合わせて、春、花の曲を多く歌わせて頂きました。

 少しでも皆様に春の息吹、希望、生命のエネルギー、恋心等を歌で感じて頂けましたら幸いです。

 この度は、同窓会アトラクションにお呼び頂き、鼎文化センターホールにて演奏させて頂きました事、心より感謝申し上げます。

 ご出演頂くお二人を紹介させていただきます。 

 声楽家、井原芙美子さんは、阿智村のご出身で風越高校の同窓生でございます。昭和音楽大学声楽科をご卒業後、日本オペラ振興会オペラ歌手育成コースを修了されました。 

 その後、日本オペラ振興会に所属し、藤原歌劇団準団員として、ご活躍されております。2008年には第8回大阪国際音楽コンクールで入賞も果たされました。現在は阿智村に帰郷され、阿智ジュニアコーラスを立ち上げられて、講師としてご活躍される傍ら、各地でコンサートを開催し、音楽の楽しさを多くの方々に届けておられます。 

 ピアノ伴奏の平野洋さんは松川町のご出身で、飯田高校卒業後、東京学芸大学特別教科教員養成課程音楽専攻ピアノ専修を卒業後、同大学院を修了されて、長野県内の高校の先生として17年間勤務されました。2021年3月に退職され、現在はヒラノ音楽教室を開講されご活躍されております。 

 それでは井原さん、平野さん、よろしくお願いします。 

(知久紀子同窓会長)

 一言お礼を申し上げます。 

 3年前の総会の折、井原さんにアトラクションへのご出演をお願いしていましたが、新型コロナという思いがけない事態が発生し、総会も中止となってしまいました。この3年間私たちはストレスの多い日々を過ごしてまいりましたが、今日は久しぶりに生の音楽に出会うことが出来ました。 

 私たちがよく知っている日頃口ずさむ歌や、初めてお聞きする本格的なオペラの曲まで、井原さんの心にしみわたる美しい歌声を平野さんとの息の合った伴奏で心ゆくまで堪能することが出来ました。井原さんのご活躍は私たち同窓生の誇りでもあります。あの素晴らしい声量はどこから来るのだろうと感心してお聞きしていました。また、平野さんにはピアノ演奏もしていただき、力強い演奏に圧倒されました。今日は歌とピアノの両方を楽しむことが出来、感動と癒しの時間をありがとうございました。 

 お二人の今後ますますのご活躍をお祈り申し上げお礼の言葉とさせていただきます。

(知久紀子同窓会長)

井原芙美子さん、平野洋さん、ありがとうございました。

令和5年度 定期総会を開催しました

 藤棚の見事さに、思わず足を止めて見入ってしまう今日この頃。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 去る4月23日、令和5年度飯田風越高校同窓会定期総会を飯田市鼎文化センターで開催いたしました。34支部・126名の参加をいただき、6議案について提案通り承認されました。

 アトラクションでは声楽家として活躍される同窓生、井原芙美子さんのコンサートを鑑賞させていただきました。温かみがあり声量のある歌声と平野洋さんの力強いピアノ演奏に魅了されました。

 (HP担当/岡本恒和)

令和5年度 総会挨拶

同窓会長 知久紀子

 今年は春の訪れが早く、色とりどりの花が一気に咲いて私たちを楽しませてくれました。季節の進みは早く、青葉若葉が目に心地よい頃を迎えています。

 本日は大勢の皆様、定期総会にご出席頂きありがとうございます。また、校長先生はじめご来賓の皆様、お忙しい中ご臨席賜りありがとうございます。

 この3年間、新型コロナの感染拡大に伴い、私たちは会合等を実施するにあたり、対応に悩まされてきました。3月13日からはマスクの着用が個人の判断に委ねられるようになり、5月8日からは、インフルエンザと同じ5類感染症へ移行となります。少しずつ規制が緩和されて、ウイズコロナの方向へと進んでおります。以前のような日常を取り戻すまでには、まだまだ時間がかかりそうですが、一日も早くコロナ前の生活になることを願っております。

 令和4年度の同窓会にとって大きな出来事を2つお話しさせていただきます。まず始めは、遠隔地の中京支部が令和4年度を持って閉じることになりました。昭和60年に中京支部として立ち上げられ、広い地域の同窓生をまとめて頂いていましたが、中心になって会を引っ張ってこられた役員の皆様の高齢化と、引き継いでくださる後継者の担い手不足がございます。しかし、この3年間、活動が制限され、交流の場がうばわれてしまったことが大きな要因ではないかと思っております。今後も母校を支えるため、何らかの方法で同窓会とつながりを持ち続けたいというお話がございました。そこで引き続き同窓会への参加を希望する方を募ったところ、54名もの申し込みがありました。その方々には会報をお送りします。支部を閉じることは非常に残念なことではありますが、遠く離れていても、母校を、同窓会を思ってくださる気持ちを大変うれしく思っております。

 もう一点は、令和4年度の卒業生から、卒業時に、本部年会費10年分、2,000円を前納して頂くことになりました。定期総会が実施できなかった2年間に、会員の皆様から書面によるご意見の中で、会費について多くの意見を頂きました。中でも新卒業生の会費は、親御さんから頂くことがほとんどで、これを何とかしてほしいというご意見がありました。風越高校の同窓会は支部の皆様がコツコツと集金してくださるおかげで200円という金額を保っています。今時振込にという意見もございますが、この金額を保っていくためにはこの方法が最善ではないかと思っております。学校、PTAの皆様と交渉を重ね、学校徴収金として集めて頂くことでご理解いただきました。今後、支部の皆様には会報をお配りして頂くことになりますが、ご協力をよろしくお願いします。

 また、120周年の記念事業としてリニューアルしたホームページも情報を広く発信・共有出来る場として、少しずつ充実した内容になってきております。タイムリーな情報や独自の企画を発信できるようになり、本部発の情報や各支部からの投稿等々、盛りだくさんな内容となっておりますので、皆さん是非アクセスしてみてください。

 最後に、本日の定期総会にも幅広い年代の同窓生に参加して頂いており、改めて母校の歴史の長さを感じております。先生方や諸先輩方の築きあげてくださった伝統を今後もしっかりと受け継ぎつつ、時代に合った同窓会にしていきたいと思っています。皆様のご協力とご支援をお願い申し上げ挨拶とさせて頂きます。

飯田風越高等学校

校長 下井 一志

 本日は、歴史ある飯田風越高校同窓会の総会がこのように盛大に開催されますこと、誠におめでとうございます。このような場に、私を含め教頭、事務長など学校関係者をお招きいただきありがとうございます。

 私はこの4月に校長として赴任しました下井一志と申します。出身は飯田市上郷です。祖母も母も風越高校を卒業いたしました。祖母は大正9年生まれで、昭和12に当時の飯田市立高等女学校を卒業しました。当時の市立の卒業生は50名でした。母は昭和16年生まれで、昭和34年に県立飯田風越高校を卒業しています。当時は1学年9クラスで1学年の生徒数も400人を超え定時制も2クラスありました。私の弟も風越高校を卒業しておりまして、今は根羽村で教育関係の仕事をしております。私自身も平成19年から24年まで6年間風越高校に勤務いたしました。

 同窓会の皆さまには、日頃より飯田風越高校を物心両面で支えていたただき感謝申しあげます。毎年、生徒会や部活動など生徒の自主活動へ、多額のご支援を頂いております。

 昨年度は、国際教養科のオーストラリア研修で高騰した旅費の一部を補助していただき、おかげさまで多くの生徒が参加することができました。またカンボジア支援活動では、生徒たちが国際協力とともに貴重な学びの機会もいただいています。

 近年は、探究活動で、生徒たちが校外に出ていくことも増えてきております。昨年度取り組んだ丘の上結いスクエアでの飯田市公民館「むとすプラザ」の本校生企画のイベント、お菓子づくり、理科実験、ヨガ体験、バーバリウムづくり、音楽祭などでもたいへんお力をいただきましたが、その支援者の中にも本校の同窓生がいらっしゃいました。

 このように、生徒たちは、地域の方々から多くのあたたかい援助をいただいております。これも同窓生の皆さまが3万人を越え、広く経済界、行政、教育、文化芸術、福祉など、飯田下伊那を中心として地域を支えていただいているおかげと思っております。

 風越高校の近況ですが、この4月6日に令和5年度入学式を挙行しました。同窓会からもご列席いただき、知久会長さまからはたいへん温かいご祝辞をいただきました。新入生は普通科166名、国際教養科40名で、定員200名のところ206名を迎えました。生徒数はかつての1学年9クラスから随分減ってきておりますが、今年は全校生徒601名で、それでも生徒たちは、今も昔と変わりなく、明るくのびのびと、学業やクラブ活動、生徒会活動にはりきって取り組んでおります。

 昨年度は吹奏楽部が県大会で金賞を受賞し、東海大会に出場しました。その他のクラブも活発に活動しておりますし、個人でもスノーボードで2年生徒の活躍や、ダンスチームに所属し他校の生徒とともに、この夏アメリカで開催される世界大会に出場する3年生ももいます。

 放課後や週末に校内外を歩いて回りますと、グランドではソフトボールやサッカー部、テニス部の声が聞こえ、体育館ではバレーボール部やバスケットボール部のボールの音がこだましています。校舎内では、演劇部、生物、書道、華道、吹奏楽部などが、顧問の先生と和気あいあいと作品づくりに取り組んでいます。礼法室では茶道部が、弓道場では弓道部が活発に活動しています。また、朝や放課後に図書館で勉強に打ち込む生徒たちもいます。先月は、高校近くの用水路に落ちてしまったお年寄りを救助して、飯田消防所長さんから表彰された生徒がいました。これらは、本日の資料「風越ニュース」で紹介させていただいております。

 本校は、令和2年度から長野県教育委員会の未来の学校モデル校「国際的な教育カリキュラムを研究する学校」(※)に指定され、これまでのいわゆる知識注入型の教育から、課題解決力、他者と共同する力、思考力や判断力、主体的に学びに取り組む姿勢など、これからの予測困難な社会で、力強く生きていくことのできる資質・能力を育成する学びへの転換を図っています。これは、これまで風越高校で受け継がれてきた質実勤勉・自由闊達の伝統に通じるものであり、のびのびと自由に楽しく、そしてときには厳しく、学業やクラブ活動に打ち込む本校の生徒たちが、さらに成長し飛躍する助けになると信じております。

 同窓生のみなさんは、行政、教育、福祉、文化芸術など地域を支えているばかりでなく、広く県内外、国内、また海外で活躍されている方々も多く、私達の誇りです。風越高校は、一昨年創立120週年を祝い、これから新たなステージへと入りますが、同窓生の皆様からも風越高校を誇りに思っていただけるように、生徒共々励んで参りたいと思います。

 同窓会のホームページは大変充実しておりますが、今後は、生徒たちの活躍の様子も取り上げていただけるよう発信にも力を入れていきます。ぜひ生徒たちの様子に注目していただき、引き続き風越高校にご支援とご鞭撻お願いいたしまして、祝辞とさせていただきます。

 本日は令和5年度同窓会定期総会の開催、まことにおめでとうございます。



(※)「未来の学校」事業(種別:国際的な教育プログラムを研究する高校)

顧問 寺田みの里

 皆様こんにちは

 本日は定期総会開催まことにおめでとうございます。新型コロナの影響を受け、当たり前に続くと思われていた日常が、当たり前でなく、いろいろな活動が出来なくなった中、本部の役員そして支部の役員さんたちは、恒例の仕事を続け、母校を支えてくださったことを改めて感謝いたします。マスク姿で入学し3年間を過ごした後輩たちは、この春卒業してゆきました。何年後かのクラス会でお互いの顔がわかるかしらと少し不安になったりもしています。… が若いこの時期の絆はきっと固く結ばれてゆくと信じています。最後の卒業式は、自分たちで企画してとてもユニークな卒業式をされたと同窓会のホームページを見て知りました。

 皆さんはスマホで同窓会のホームページを見たことがありますか? 120周年の記念事業としてリニューアルされたホームページは、男性役員さんたちで作られ、とても楽しい記事を載せてくれています。同窓会費200円の使い方などもわかりやすく図で示しています。思い出の写真や、現在の学校の様子などがわかりますので、ぜひスマホを開いてみてください。 

 若いころ外国に嫁がれて久しぶりにこの春、里帰りした友達と会いました。思い出話の中で一緒にスマホを開いて同窓会のホームページを見ました。そして、旧母校跡地と丘の上の校舎に案内しました別れぎわに、今まで同窓会会費を一度も払わなかったから少しでもお役に立てれば、と何十年分の会費としてお金を渡されました。今日会計の方にお預けしましたが、とてもうれしく思いました。卒業してからずいぶん年を重ねてきた私ですが、そのころの友達に会って話し始めると、いつの間にか十七~十八才に、戻ってしまいます。

 この後、催されるアトラクションの井原芙美子さんは、わたくしの友達の娘さん。親子ほど年の違う方でも、同じ学校で学んだというつながりで大変親しみを持っています。コロナ禍で中止になった3年前の総会にお願いしていた方ですが、今回やっとお招きが出来、うれしく思っています。

 これからも皆様と一緒に飯田風越高校同窓会を支えてまいりたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

議 事

(1)第1号議案 令和4年度事業報告
(2)第2号議案 令和4年度決算報告及び会計監査報告
(3)第3号議案 会計細則の新設(案)
(4)第4号議案 令和5年度事業計画(案)
(5)第5号議案 令和5年度予算(案)
(6)第6号議案 会則の一部改正(案)

 

連絡事項

(1)会報係より
(2)カンボジア飯田小学校への物資支援他について報告

アトラクション/声楽家 井原芙美子氏コンサート

(ピアノ伴奏:平野 洋氏)

◻︎オンブラマイフ (ヘンデル)
◻︎花 (瀧 蓮太郎)
◻︎宵待草 (多 忠亮)
◻︎日本古謡 さくらさくら (宮城道雄:作曲 平井康三郎:編曲)
◻︎花は咲く (菅野よう子)
◻︎オペラ カルメンより「ハバネラ」 (ビゼー)



《ピアノソロ演奏》

◻︎即興曲第15番 エディット・ピアフをたたえて (プーランク:作曲)
◻︎浜辺の歌 (成田為三:作曲 ウォンウィンツァン:編曲)



◻︎さくら横丁 (中田善直)
◻︎市の花屋 (高田三郎)
◻︎初恋 (越谷達之助)
◻︎オペラ セルビアの理髪師より「今の歌声は」 (ロッシーニ)

声楽家(風越49回生・会地支部)
(日本オペラ振興会所属・藤原歌劇団準団員)

1997年 飯田風越高校卒業
2001年 昭和音楽大学声楽家卒業
2003年 日本オペラ振興会オペラ歌手育成コース終了
2008年 第8回大阪国際音楽コンクール入賞
2011年 阿智村に帰郷
2019年 阿智ジュニアコーラス発起、講師

長野県松川町出身
飯田高校卒業
東京学芸大学特別教科教員養成課程(D類)音楽専攻ピアノ専修卒業
同大学院修了
長野県高等学校教諭として17年間県内4校に勤務
2021年3月 退職
ヒラノ音楽教室を開校

最後は、久しぶりに声を出して同窓会歌斉唱