笑顔で「さよーならまたいつか!」(上伊那北部支部)

 上伊那北部支部は本年度をもって解散することになり、6月9日に仲村同窓会長さんをお招きして、22名が集い最後の総会を開催しました。

 議事終了後は、創立120周年記念DVDを鑑賞しました。

 モノクロームの懐かしい画像に、ウン十年前の初々しいセーラー服姿の自分や旧友・恩師の姿を探し、レトロな木造校舎や音楽堂などに青春の記憶がよみがえり、気分はあの日の女子高校生に戻りました。

 後半はバルーンアート&マジック&大きな飛びだす絵本ライブでマルチに活躍し、日本中に笑顔を広げてきたゴンベエさんこと、矢野正貫さんのパフォーマンスに大笑いし、今度はおさなごに戻りました。

 北部支部は昭和62年の第1回総会から今年で37年です。支部の立上げから今まで、多くの同窓生のご尽力で運営されてきました。

 ただ、会員減少と高齢化と言う問題は先送りできず、組織としての新陳代謝が望めない以上、自分たちの意思で自分たちの事が決められる時に、解散と言う決断をしました。

 会員の想いはそれぞれです。仏教に「諸行無常」と言う教えがあるように、モノゴトは常に移ろいゆくモノで、決して同じ所に留まることはありません。時の流れの中で、人もモノも動いて変化するのは当たり前です。

 終了後は、今日の笑顔をそれぞれの居場所でつなぐよう、ゴンベエさんのバルーンのように身も心も軽くなって帰路につきました。

 これまでご支援ご協力いただいた諸先輩方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 そして、母校が大きな翼で高く高く羽ばたくことを願っています。

(上伊那北部支部 支部長/赤羽敏子)