投稿日: 2026年4月20日 投稿者: fuetsu-reunion「カンボジア支援活動」の終了にあたり 「母校のために」と同窓会男子部が発案した国際貢献。長野朝日放送が主催していたラオスへスニーカーを贈る計画に賛同し、平成14年(2002年)学校・生徒会・同窓会との共同企画として活動を始めました。 不要になったがまだ履ける運動靴を集め、洗い、サイズを揃えて梱包と、受け取っていただく方々のことを常に考えて行動。風越祭で第1回の収集をしたのが平成15年7月、以後毎回1000足近くを集め、全体収集量の5%を担い、8年間継続しました。 この活動の終了を機に、「NPOふるさと南信州緑の基金」に賛同、カンボジア支援活動に移行しました。飯田小学校やバイヨン中学校、スナーダイ・クマエ孤児院等、訪問先に合わせた支援物資を用意しました。文具や衣類、衛生用品等、ツアーに参加して学校や住居を視察して必需品を選択しました。同窓会事業として各支部で取り組んでいただきました。 文化祭では生徒会の呼びかけに、生徒、保護者の協力。同窓会では支部で集めた子ども用衣類やピアニカ、文房具等が集まりました。物資以外にも寄付をして下さった支部や個人も多くあり、同窓会の大きな力を感じました。 平成26年には飯田市公民館が主催する高校生講座スタディー・ツアーが開始され、飯田下伊那の高校から毎回15名が参加。コロナ禍で開催されない年もありましたが、本校からの参加者が途絶えたことはありません。カンボジア支援の取組が生徒の中に根付いていると感じています。 順風満帆に思えたこの事業に陰りが見え始めたのは数年前です。これまでも支援物資が行方不明になったり、箱が崩壊したりとトラブルはありましたが、手荷物での持込が禁止となり、船便での搬送も個数や重量に制限が課されるようになりました。また、送料は3割も値上がり、配達してもらうには保管料や受取料がかかることになり、現地から「支援物資の発送を止めてください」との連絡が入りました。 事業の継続か否か、暫くは静観か、交流に重点を置くべきかと思案しましたが、教育環境等に役立つようにと現金を送るだけでは、生徒会と同窓会の共同企画という本来の目的から乖離することになると判断し、この事業を終了するという決断に至りました。 カンボジア支援活動を始めた時の、スナーダイ・クマエ孤児院を運営するメアス博子さんの言葉を忘れません。 「カンボジアの復興はカンボジア人の手で。列強諸国の政略に翻弄されることなく、自らの意思で考え、行動し、創り上げていくこと。その時が近づいているのかもしれません。」 その一端を担えたとしたら、この活動で自らの進路を決めてくれた後輩がいたとしたら、この4半世紀の飯田風越高校の生徒会と同窓会の共同作業は誇れるものであると思います。 この活動を通じていつも心に抱いていたことは、『今この時を大切にすること、感謝すること、視野を広げること。自分のしたいことは何か?何ができるのか?何をしなくてはいけないのか?「誰かのために」は新たな「誰かのために」を生んで来た』と確信しています。 支援して下さった方々、出逢った皆様方に心より感謝申し上げます。長い間、ありがとうございました。(常任理事/橋本義哉)