今年の桜もようやく咲き始め、入学式は絶好のお日和となりました。
4月4日金曜日、令和7年度長野県飯田風越高等学校の入学式が飯田文化会館にてとり行われました。
会場入り口に設置された「入学式」の立て看板の脇に立って記念撮影をされる親子連れも多数おられました。みなさん笑顔に溢れていました。
同窓会からは、正副会長3名が出席させていただきました。
校長先生より183名の入学許可を受け、新入生代表の生徒さんより期待や不安はあるけれど、仲間と乗り越えていきたいとしっかりした口調で力強い宣誓がありました。
学校長式辞では、自信をもって生きること、想像力と共感する力、異質なものとのふれあいを培ってほしいと話され、学びのフィールドの中で勇気をもって一歩を踏み出してほしいと話をされました。
PTA会長祝辞では、これからの生活の中には無数の選択肢があるが正解はない。知識を得て興味を持ちやり続けることが大切。それが力になっていくので自分なりの正解を見つけてほしいという話がありました。
また、風越高校の1年間の行事を短くまとめて紹介したスライドショーが上映されました。やはり映像は言葉より分かりやすいと感じました。新入生も興味津々で見入っていたようでした。
新入生183名の皆さんは緊張しつつも、これからの学校生活にワクワク感が止まらないという印象を受けました。そんな様子を拝見し私達も何か励まされているようなあたたかな気持ちになりました。心よりエールを送りたいと思います。
新入生の皆さん、風越高校を先輩と力を合わせ一緒に創っていってください。
(副会長/片桐ひさ子)
ご紹介いただきました、同窓会長の仲村晴子と申します。
暖かい春の日差しが降り注ぎ、桜の花の咲く今日の佳き日、伝統ある飯田風越高等学校に入学された新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。
また、本日までご立派にお子様を育ててこられた保護者の皆様におかれましては、喜びもひとしおのこととご推察致します。心よりお祝い申し上げます。
飯田風越高等学校は、123年の歴史ある学校です。この学校を卒業された同窓生は36,000人を超え、全国各地、海外でも活躍されております。明治34年女学校として設立された本校は、昭和51年に柏原地籍に移転され、昭和53年男女共学となりました。
「質実勤勉」「自由闊達」な精神を基調とする教育方針のもと、皆さんの高校生活が始まります。義務教育を終え、自分で道を切り開いた第一歩です。
高校の三年間は今後の自分の未来を決める要素を数多く経験する大切な時間です。熱心に取り組むことで将来が広がっていきます。
本日お配りいたしました同窓会からの封筒の中に同窓会会報64号が入っています。そこに「活躍しています同窓生」として掲載された、山田拓海さんをご紹介します。山田さんは風越73回生、5年前に本校を卒業されました。
高校の三年間、自転車競技に打ち込み、日々苦しい練習を重ね、様々な大会で良い成績を収めました。現在は海外を拠点に自転車ロードレース選手として活躍されています。
そんな彼も最初から順調な事ばかりではなく、苦しみ悩む中で今があると語っています。
飯田を会場とした「ツアー・オブ・ジャパン」を少年のころから観戦し、今は大きな夢に向かって走り続けています。「自分の愛する人生」をまっすぐに進んでいる先輩が、こんなにも身近にいることは、大変誇らしく、夢を持つことの素晴らしさを教えてくれます。
皆さんも、学習に、部活にと思う存分力を発揮してください。
多感なこの時期に、良き友と出会うことで自分を磨き、よき師と出会うことで自分を高め、良き本と出会うことで心豊かになり、様々な面で人格形成ができます。
幅広く関心をもって、様々なことを積極的に体験してください。そこに「思わぬ出合い」が待っているはずです。
同窓会におきましても、生徒さんたちがより良い環境の中で高校生活を送ることができますことを願い、支援と協力をしてまいります。
最後になりましたが、校長先生をはじめとする教職員の皆様方に、このたくさんの可能性を秘めた生徒さんたちへ、温かいお力添えとご指導をよろしくお願い致します。皆さんが充実した学生生活を送られますよう祈念いたしまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。
本日はおめでとうございます。
令和7年4月4日
飯田風越高等学校 同窓会長 仲村 晴子