令和6年度卒業生(風越77回生)第77回 飯田風越高等学校卒業証書授与式のご報告

 3月4日の午前中飯田文化会館において卒業証書授与式が行われ、卒業生201人が在校生に送られ新たな一歩を踏み出しました。

 会場は1階前列より卒業生、中段以降に保護者、2階に在校生が着席していました。

 入場の場面では参列者の拍手の中、卒業生が舞台両袖より一人ずつ中央に進み二人揃ってステージ正面まで行き、一礼して席に着くという流れで行われました。生徒の皆さんは明るく晴れ晴れとした表情で前をしっかり見つめながらの入場でした。その様子を近くから拝見し胸が熱くなりました。

 各クラスの代表者が卒業証書を校長先生から授与される際、きりっとした表情で堂々と受け取られている姿が印象的でした。

 在校生の送辞は、先輩とのかけがえのない思い出を胸にしっかりバトンを継承していくという力強さを感じました。また、卒業生の答辞では自分の背中を押してくれた人がいたから今の自分があると言い、感謝の気持ちが込められた内容でした。

 厳粛な雰囲気の中整然と授与式は終了しました。出席者全員が卒業生の3年間の成長を実感した機会となり、私達同窓生もこういう場に立ち会わせていただいたことを心より幸せに感じました。(出席者:正副会長3名) 

(副会長/片桐ひさ子)

 各地から花の便りが届き、春の訪れを感じる頃となりました。本日、飯田風越高等学校を卒業される皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 また、慈しみ大切に、お子様の成長を見守ってこられました保護者の皆様に於かれましても、今日の日を迎えられたことを、心からお祝い申し上げます。

 そして未来ある生徒さんたちを、入学から今日まで親身になってご指導くださいました、校長先生をはじめとする教職員の皆様に、改めて感謝とお礼を申し上げます。

 卒業生の皆さんは、本校の「質実勤勉」な気質と「自由闊達」な精神を基調とする教育方針のもと、この3年間を過ごしてきました。ある時は喜びや達成感を味わい、ある時は傷つき苦悩し、様々な経験をされ、生徒会活動やクラブ活動に力を発揮されたことと思います。風越祭で皆さんが楽しそうに取り組まれている様子や、コーラスコンクールで、クラス一丸となり歌う姿を拝見しました。また、多くのクラブが北信越大会に進まれたとお聞きし、同窓会も皆さんの活躍を誇りに思いました。

 本日通いなれた学び舎を巣立ち、新たな一歩を踏み出す前途には、これまでと違った未知の世界が広がっています。これからは自らの足で立ち、自らの意思で切り開いていく道でもあります。新しい時代は常に若者の手によって生み出されます。日々、我が身を振り返り、自分を大切に、信じる道を歩まれることを願ってやみません。

 風越高校で培われた「協働」の精神は、多くの人との信頼を生み、素晴らしい人とのめぐり逢いに繋がると思います。また、長い人生においては、重要な決断を迫られることが数多くありますが、その時に的確な決断ができるためには、たくさんの経験を積むことが大切です。

 風越高校の同窓生としての自信と誇りをもって、何事にも前向きにチャレンジしていって下さることを願っております。これからの皆さんの活躍を信じています。

 そして、高校時代の思い出を大切にされ、後輩のために、母校と同窓会を盛り立てていただけると嬉しく存じます。

 最後に皆さんに心からのエールをお送りし、また風越高校のますますのご発展を祈念いたしまして、私からの祝辞とさせていただきます。


令和7年3月4日
 飯田風越高等学校
 同窓会長 仲村  晴子